一定期間更新がないため広告を表示しています
基礎疾患に満遍なく注意を―新型ワクチン接種で厚労省(医療介護CBニュース)
- 2010.02.16 Tuesday
- -
- 02:31
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by xdjw9vglht
厚生労働省は2月12日、新型インフルエンザワクチンの安全性について検討する「薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」と「新型インフルエンザ予防接種後副反応検討会」の5回目の合同会議を開いた。前回の会議では、接種後の死亡例に間質性肺炎の患者が目立つとの指摘が専門家から相次いだが、新たに報告された19例で間質性肺炎の患者は1例だった。厚労省の担当者は「基礎疾患には満遍なく注意が必要」と呼び掛けている。
会議ではまず、厚労省側が5日報告分までの死亡124例に関するデータを提示。死者の基礎疾患(重複あり)は、心疾患が34例で最も多く、次いで糖尿病(26例)、悪性新生物(がん、24例)、COPD(慢性閉塞性肺疾患、22例)の順だった。肺炎は16例で、うち間質性肺炎は10例。60歳以上が死者の9割を占める。
これについて、安全対策調査会の工藤宏一郎参考人(国立国際医療センター国際疾病センター長)は、「前回は間質性肺炎とワクチンの関係が気になったが、今の時点では(間質性肺炎が)目立つということはなくなってきた」との見解を示した。厚労省の死亡例評価に協力し、肺の画像を見た副反応検討会の永井英明委員(国立病院機構東京病院外来診療部長)は、「画像から間質性肺炎の増悪(が原因)と明確に言い切れる症例は多くない」とした上で、「もう少し(経過を)きめ細かく見ていかないと、すべて間質性肺炎が悪者になる可能性がある」と述べた。
副反応検討会の稲松孝思委員(東京都健康長寿医療センター感染症科部長)は、「(昨年)11月ごろにワクチンを接種したのは、基礎疾患が重篤な人が多い。特殊な例に(ワクチンを)打って、死亡している」と指摘。「1、2月の症例が整理されれば、一般の急死とワクチンを接種した人の急死の違いがはっきりする。違いがないことが分かれば、ワクチンのせいではないという結論になると思う」との見解を示した。
会議後、厚労省の担当者は記者団に対し、「間質性肺炎以外でも死亡例は出ているし、しかも(ワクチンの接種と死亡に)関連がありそうなものも(間質性肺炎以外で)出ている」と指摘。「接種が病状の悪化につながったと考えられる例はあるが、特定の基礎疾患に偏っている様子ではない。基礎疾患には満遍なく注意が必要だ」との認識を示した。
【関連記事】
・ 接種と死亡、専門家は関連認めず―新型ワクチン
・ 副反応0.01%で変わらず―新型ワクチンで厚労省
・ 呼吸器疾患対象に疫学研究を検討―新型ワクチンで厚労省
・ 接種の適否慎重な判断を―新型ワクチンで厚労省合同会議
・ ワクチン接種に伴う健康被害の補償や免責「2年がかりで検討」―足立政務官
・ 政治資金規正法改正に意欲=鳩山首相(時事通信)
・ <IOC>南京で14年夏季ユース五輪 総会で決まる(毎日新聞)
・ 民家火災で2人死亡=居住の夫婦か−埼玉・越生町(時事通信)
・ 菜の花忌 作家・司馬遼太郎さんをしのび1850人 東京(毎日新聞)
・ <官房機密費使用>「河村氏の判断」との答弁書を閣議決定(毎日新聞)
会議ではまず、厚労省側が5日報告分までの死亡124例に関するデータを提示。死者の基礎疾患(重複あり)は、心疾患が34例で最も多く、次いで糖尿病(26例)、悪性新生物(がん、24例)、COPD(慢性閉塞性肺疾患、22例)の順だった。肺炎は16例で、うち間質性肺炎は10例。60歳以上が死者の9割を占める。
これについて、安全対策調査会の工藤宏一郎参考人(国立国際医療センター国際疾病センター長)は、「前回は間質性肺炎とワクチンの関係が気になったが、今の時点では(間質性肺炎が)目立つということはなくなってきた」との見解を示した。厚労省の死亡例評価に協力し、肺の画像を見た副反応検討会の永井英明委員(国立病院機構東京病院外来診療部長)は、「画像から間質性肺炎の増悪(が原因)と明確に言い切れる症例は多くない」とした上で、「もう少し(経過を)きめ細かく見ていかないと、すべて間質性肺炎が悪者になる可能性がある」と述べた。
副反応検討会の稲松孝思委員(東京都健康長寿医療センター感染症科部長)は、「(昨年)11月ごろにワクチンを接種したのは、基礎疾患が重篤な人が多い。特殊な例に(ワクチンを)打って、死亡している」と指摘。「1、2月の症例が整理されれば、一般の急死とワクチンを接種した人の急死の違いがはっきりする。違いがないことが分かれば、ワクチンのせいではないという結論になると思う」との見解を示した。
会議後、厚労省の担当者は記者団に対し、「間質性肺炎以外でも死亡例は出ているし、しかも(ワクチンの接種と死亡に)関連がありそうなものも(間質性肺炎以外で)出ている」と指摘。「接種が病状の悪化につながったと考えられる例はあるが、特定の基礎疾患に偏っている様子ではない。基礎疾患には満遍なく注意が必要だ」との認識を示した。
【関連記事】
・ 接種と死亡、専門家は関連認めず―新型ワクチン
・ 副反応0.01%で変わらず―新型ワクチンで厚労省
・ 呼吸器疾患対象に疫学研究を検討―新型ワクチンで厚労省
・ 接種の適否慎重な判断を―新型ワクチンで厚労省合同会議
・ ワクチン接種に伴う健康被害の補償や免責「2年がかりで検討」―足立政務官
・ 政治資金規正法改正に意欲=鳩山首相(時事通信)
・ <IOC>南京で14年夏季ユース五輪 総会で決まる(毎日新聞)
・ 民家火災で2人死亡=居住の夫婦か−埼玉・越生町(時事通信)
・ 菜の花忌 作家・司馬遼太郎さんをしのび1850人 東京(毎日新聞)
・ <官房機密費使用>「河村氏の判断」との答弁書を閣議決定(毎日新聞)
- コメント
- コメントする
- この記事のトラックバックURL
- トラックバック
- calendar
-
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
- sponsored links
- selected entries
- archives
-
- June 2010 (3)
- May 2010 (3)
- April 2010 (6)
- March 2010 (16)
- February 2010 (26)
- January 2010 (14)
- recent comment
-
- 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
⇒ カナ (08/26) - 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
⇒ ぱんてい (05/06) - 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
⇒ リンデル (01/14) - 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
⇒ ガトリング白銀 (01/08) - 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
⇒ オリンキー (01/02) - 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
⇒ ナーマソフト (12/24) - 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
⇒ 晶太郎 (12/19) - 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
⇒ パイン (12/10) - 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
⇒ ばきゅら (12/07) - 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
⇒ ちんたまん (12/03)
- 飲食店の未明出入り禁止=内部規則を改定―在沖縄米軍(時事通信)
- links
- profile
- search this site.
- mobile